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ここでは、定番のcom0comをWindows8にインストール(設定)して使用する手順を以下に紹介します。 com0comをWindowsXPにインストールして使用する手順は「仮想シリアル(ＣＯＭポート)ドライバのご紹介」です。 com0comをWindows7にインストールして使用する手順は「com0comのインストールと設定方法(Windows7)」です。 ちなみにcom0comドライバにより出来る事は、、、 ２つの仮想のＣＯＭポートをクロスケーブルで接続したように見せかけ、 片方の仮想ＣＯＭポートからもう一方の仮想ＣＯＭポートへ通信する事です。 com0comにより、わざわざＵＳＢシリアルケーブル２つとＲＳ２３２Ｃクロスケーブルを購入して 通信テストする必要がありません。 com0comはhttp://sourceforge.net/projects/com0com/からダウンロード出来ます。 ※こちらの「com0comダウンロードURL」もお試しください。 ダウンロードしたファイル(32ビット/x86版と64ビット/x64版共用)は com0com-3.0.0.0-i386-and-x64-unsigned.zip です。 com0com-3.0.0.0-i386-and-x64-unsigned.zip を解凍すると、setup.exe と ReadMe.txt が入っています。 最新版をhttp://sourceforge.net/projects/com0com/で探した方が良いでしょう。 さて、定番の仮想COMポートであるcom0comですが、、、 Windows8にインストールして使用する場合は注意が必要です。 Windows8でcom0comを使用する場合、署名が無いドライバは使用出来ないので、 使用前(インストール前や通信テスト前)にWindows8をテストモードにし、 ドライバー署名の強制を無効にする必要があります。 ＜com0com-3.0.0.0-i386-and-x64-unsigned.zipをWindows8にインストール(設定)する例＞ 「msinfo32.exe」を実行し「セキュアブートの状態」を確認します。   「セキュアブートの状態」が「有効」の場合は、次の手順で「セキュアブートの状態」を「無効」にします。 (1)SHIFTを押しながらシャットダウン(「チャームバー」→「設定」→「電源」→「シャットダウン」)します。 ※Windows8はSHIFTを押さないと完全なシャットダウンにはならないようです。 ※パソコン起動時にBIOSを表示するためにはSHIFT+「シャットダウン」が必要です。  (2)パソコンを起動する時にBIOS画面を表示します。(例：パソコンの電源投入直後にF2キーを数秒間押し続ける) (3)「BIOS」の「セキュリティ」の「セキュアブート」を「使用しない」に変更し、パソコンを起動します。 (4)「セキュアブートの状態」を再度、確認します。  コマンドプロンプトを管理者として実行して、Windows8をテストモードにするコマンドを実行します。 Windows8をテストモードにするコマンド：bcdedit.exe -set TESTSIGNING ON  「チャームバー」→「設定」→「PC設定の変更」→「全般」→「今すぐ再起動する」をクリックします。  そして「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」をクリックします。 しばらくすると「スタートアップ」画面が表示されるので、キーボードの7(ドライバー署名の強制を無効にする)を押します。  パソコンの再起動が完了するとWindows8のデスクトップにテストモードが表示されます。  setup.exeを実行するとセットアップ画面が表示されます。  セットアップ中にいくつかの画面が表示されますので、指示に従ってインストールします。 セットアップ途中に「ドライバーソフトウェアの発行元を検証できません」という警告が表示されます。  (com0comには署名が無いという警告です) 「このドライバーソフトウェアをインストールします」をクリックしてインストールを継続します。 インストールが完了するとデバイス マネージャーにcom0comのドライバが追加されます。  このままだとＣＯＭポートの名前がＣＮＣＡ０とＣＮＣＢ０になっているので、ＣＯＭ１１とＣＯＭ１２に変更します。 [C:\Users\[user]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\スタート メニュー\プログラム\com0com]フォルダにある [Setup Command Prompt]を[管理者として実行]します。 ※[C:\Users\user1\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\com0com\Setup Command Prompt] [list]コマンドで現在のポート名が確認出来ます。 [change CNCA0 PortName=COM11]コマンドでポート名を変更出来ます。 [change CNCB0 PortName=COM12]コマンドでポート名を変更出来ます。  デバイスマネージャで見てもポート名が変更されています。  以上で、com0comのインストール(設定)が完了です。 この時点で、ＣＯＭ１１とＣＯＭ１２での通信テストが出来ます。 ※仮想ＣＯＭポート(com0com)使用上の注意------------------------------------------------ この「仮想シリアル(ＣＯＭポート)ドライバ」は少々特殊で、通信テスト出来るソフトが限られるようです。 ベクターにあるＲＳ２３２Ｃ関係のソフトでは通信出来ないものが多くありました。 この仮想ＣＯＭポートで通信テストする際はハイパーターミナルかこちらの通信ツールをお試しください。 ちなみに何が特殊かと言いますと、プログラミング言語で仮想ＣＯＭポート(com0com)をオープン時に、 APIのCreateFileを使用する際はポート名に[\\.\]を付けて[\\.\COM12]とする必要があります。 この事はcom0comのマニュアル(インストール方法と使用方法の説明)にも書いてあります。 ----------------------------------------------------------------------------------- 通信テストが完了したら「テストモード」から「通常モード」に戻しておく事をオススメします。 コマンドプロンプトを管理者として実行して、Windows8を通常モードに戻すコマンドを実行します。 Windows8を通常モードに戻すコマンド：bcdedit.exe -set TESTSIGNING OFF  パソコンを再起動するとWindows8が通常モードで起動されます。 その後の通信テスト時も、通信テスト開始時にもWindows8を「テストモード」および「ドライバー署名の強制を無効」にして、 通信テスト終了時に「通常モード」に戻す必要があります。特に「ドライバー署名の強制を無効」は通常の再起動で「有効」に 戻ってしまいますので、毎回、「スタートアップ設定」する必要があります。 Windows8が「テストモード」および「ドライバー署名の強制を無効」になっていないとcom0comは無効状態で使用出来ません。 (デバイス マネージャーでのcom0comの表示が次のように無効状態になっています)  ＜ＲＳ２３２Ｃ関連情報＞ TCP/IP-RS232C中継機 ※仮想COMポート(com0com)対応 TCP/IPとRS232Cのプロトコル変換、送受信電文のログ表示/保存、タスクトレイ動作可 UDP/IP-RS232C中継機 ※仮想COMポート(com0com)対応 UDP/IPとRS232Cのプロトコル変換、送受信電文のログ表示/保存、タスクトレイ動作可 コマンドライン通信(RS232C) ※仮想COMポート(com0com)対応 コマンドライン(バッチファイル)でシリアル(RS232C)の送受信をするツール(DTRやRTSの制御可) RS232Cテストツール ※仮想COMポート(com0com)対応 RS232Cデバッグツール(RS232C接続を行い電文の送受信を行うテストツール) EXCEL通信テスト(RS232C/TCPIP/UDPIP) ※仮想COMポート(com0com)対応 EXCEL(VBA)を使用した簡単!! 通信テスト!! 対象プロトコルはRS232C、TCP/IP、UDP/IP!! スクリプト通信テスト(RS232C/TCPIP/UDPIP) ※仮想COMポート(com0com)対応 スクリプト(VBS)を使用した簡単!! 通信テスト!! 対象プロトコルはRS232C、TCP/IP、UDP/IP!! その他の通信ツールやサンプルソース(C#.NET/VB.NET/VC++/VB6/VBA)はこちらです。 通信ツール／通信サンプルソース(RS232C TCP/IP UDP/IP) com0comのダウンロード確認済みリンク(ダウンロード可能URL)＜2012年12月04日(確認済み)＞
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